モバイル式砕石プラントは、一時的な道路建設用骨材プロジェクトに適していますか?

2026-08-26 15:01:36
モバイル式砕石プラントは、一時的な道路建設用骨材プロジェクトに適していますか?

山岳道路工事で間違った砕石機を購入してしまった——その教訓とは

私は10年以上にわたり、一時的な道路工事向けにモバイル式砕石プラントを運用してきました。正直にお話ししますと、当初、大きな失敗をしました。アクセス道路が比較的良好な現場で、『機動性が高いほどよい』と考え、バルブ式の機種を仕様指定したのです。結果として、現場間の移動に通常より3日も余分にかかり、広幅積載許可が必要になり、自重を運搬するための燃料消費も激しくなりました。顧客が気にしていたのは私たちの「機動性」ではなく、敷地(パッド)上に供給される骨材だったのです。

この経験をきっかけに、当社の機器選定プロセスは変わりました。今では、まず最初にこう問いかけます: 敷設エリアと岩壁の間の地盤状況はどうですか?

タイヤ式 vs. マシン式:どちらが優れているかではなく、現場に合っているかどうかが重要です

タイヤ式プラントは舗装道路での移動が速く、特別な許可証を必要とせずに牽引できます。また、設置に1~2時間しかかかりません。一方、マシン式ユニットは、採石場の柔らかい床面や急勾配、解体 rubble(瓦礫)など、タイヤ式では沈んだり空転したりするような場所で真価を発揮します。山間部における47日間の地方道路建設プロジェクトでは、アクセス道路が締め固められており、作業面の進行に伴ってプラントを2回移動させる必要があったため、一次ジャワクラッシャー、二次コーンクラッシャー、4段振動篩からなるタイヤ式3段階構成を採用しました。設置には4時間かかり、当日中に生産を開始できました。

3.jpg

5日間で仕様通りの砕石5,500トンを生産しました

そのプロジェクトでは、ロサンゼルス摩耗値が35未満の0/31.5 mm級配合の路盤材が必要でした。私たちは、堆積した砂岩の隣に40メートル×50メートルの作業場を設け、10時間制のシフトで稼働し、毎時120トンの処理能力を維持しました。200トンごとのふるい分析により、EN 13242規格への100%適合が確認されました。全5,500トンの需要は、作業日数5日間で完遂し、直ちに舗装工事が開始されました。

物流コストの削減効果は? 往復40キロメートルの輸送を完全に不要にしました。これにより、トラックの往復運転が180回削減され、燃料消費量が2,800リットル節約されました。また、地域住民の通行に必要なアクセス道路も、損傷から守られました。欧州骨材協会が2021年に発表した物流効率に関する調査報告書によると、現場内での破砕は、固定式採石場からの供給と比較して、輸送に起因するCO₂排出量を最大75%削減できるとのことです。当社の実績は、この数値と一致しています。

毎回の現場投入前に必ず確認する3つのポイント

  1. フィード能力 ——処理能力を、その日の需要量に正確に合わせること。過大な能力は燃料の無駄を生み、不足は工期を遅らせます。

  2. 防塵 ——環境に配慮した現場では、統合型ミスト噴霧装置の導入は絶対条件です。

  3. 許認可取得の容易さ —コンパクト設計により、承認手続きが迅速化します。実績として、許認可取得まで1週間未満で完了しています。

現場内での生産は、単にスピードを追求するだけではありません。品質・粒度分布・規格適合性を、ロットごとに確実に管理・コントロールすることこそが本質です。工期が1~2か月と非常に厳しい場合、外部の採石場からの資材搬入を待つことは、許容できないリスクとなります。